予防接種



子宮頸がん

がんはワクチンで治療できる時代です。
子宮頸がんは若い世代に多く、20−30歳で急増しています。
発生の主な原因はヒトパピローマウイルスですが、予防接種で感染を防ぐことができます。
十分な効果を得るために3回接種してください。
10歳以上の女性が対象で、公費助成があります。



インフルエンザ

冬に大流行を起こすウイルス感染症で、A型・B型・C型があります。
(県内では夏にも散発しています)。
感染力が強く、鼻水、せき、のどの痛みの後にとつぜん高熱が出て、全身にだるさ、筋肉痛、関節痛などの症状があります。
高齢の方、心疾患や呼吸器疾患、免疫力が低下している方は、ぜひワクチンを接種してください。
例年、10月1日より接種開始しています。
65歳以上の方には公費負担があります。


肺炎球菌

肺炎による死亡は、高齢者の死因の第2位です。
その3分の1が、肺炎球菌というばい菌による肺炎です。
ワクチンを接種することにより、この肺炎を予防することができます。
このワクチンは効果が5年続くため、接種も5年に1度でよいことになります。
75歳以上の方は市町村から公費補助が出ます。


MRワクチン

麻しん(はしか)と風疹ワクチンを混合したワクチンです。
定期接種の時期は4回で、第1期は1歳児、第2期は幼稚園・保育園の最年長クラス、第3期は中学1年生、第4期は高校3年生です。
麻しんにかかると39〜40度の高熱が出て、発疹が首から全身に広がります。
怖いのは合併症で、肺炎・脳炎があり、数千人に1人の割合で死亡します。
風疹は発疹、発熱や、首のリンパ節の腫れが主な症状です。
妊婦が感染すると、胎児に心臓病、白内障、聴力障害などが出る恐れがあります。
県内でも数十年前に大流行しました。
このようなことを防ぐためにも、MRワクチンの接種をお勧めします。


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